Service エア・
セパレーション
ガスAir Separation

地球からの恵みを大切に生かした
エア・セパレーションガス

あらゆる産業の製造工程や製品原料として欠かすことのできない窒素、酸素およびアルゴンを、空気を圧縮し冷却することで作り出しています。冷却には多くのエネルギーを必要とするため、隣接するLNG基地(※)から冷熱を供給してもらうことで、大幅な省エネルギー(低炭素化)を図っています。
※堺LNG株式会社

エア・セパレーションガス製造フロー

エア・セパレーションガス製造工程:空気→(圧縮・分離)→隣接LNG基地→(冷熱)→(冷却)→液化窒素・液化酸素・液化アルゴン→(出荷)→お客様
  1. 原料空気圧縮機
    窒素・酸素・アルゴンの原料となる空気が圧縮されます。
  2. 循環圧縮機
    圧縮・膨張によって窒素を液化する製造モード用として設けられています。
  3. 精留塔
    精留塔では液化空気を窒素・酸素・アルゴンの沸点差の利用により各ガスに分離します。
  4. 貯蔵タンク
    空気分離ガスの貯蔵タンクは液化窒素:4,000KL、液化酸素:965KL、液化アルゴン:50KL です。

暮らしと産業を支えるエア・セパレーションガスの役割

  • 窒素

    空気中に約80%含まれており、液体では-196℃、不活性ガスという特徴を持つことから、食品の凍結や酸化防止をはじめ、金属の冷却など、幅広い用途で活用されています。
    • 半導体
    • 鉄鋼・金属
    • 化学工業
    • 食品
    • 医薬医療
    • 宇宙工業
    • 土木工業
  • 酸素

    空気中に約20%含まれており、支燃性という性質を持ち、高温度の燃焼や生物の生命維持に寄与します。時間短縮や環境改善が必要な製鉄向け、高濃度酸素水が必要な養殖向けなどの用途があります。
    • 鉄鋼・非鉄金属
    • 溶断
    • 半導体
    • 医療
    • 宇宙工学用
    • 養魚・活魚輸送
    • ガラス溶解
  • アルゴン

    空気中に1%弱含まれている不活性ガス。高温域でも不活性なため、蛍光灯の封入ガスなどに使われています。近年では食品添加物としても登録され、今後食品向け封入ガスの利用を含め、とても注目されているガスです。
    • 鉄鋼・冶金
    • 溶接
    • 半導体
    • 液晶
    • 太陽電池